【3月20日 AFP】20日に韓国・ソウルで行われるロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)対サンディエゴ・パドレス(San Diego Padres)の米大リーグ(MLB)開幕戦を前に、ドジャースの大谷翔平(Shohei Ohtani)らを標的とした爆破予告があった。通報を受け、会場の高尺スカイドーム(Gocheok Sky Dome)では捜査が行われたが、地元警察は爆発物は見つからなかったと明かした。

 ソウルの九老(Guro)警察はAFPに対し、20日午前に特別捜査官が敷地内を調べたが、「何も発見されなかった」と述べた。夜の試合へ向けて観客の入場を許可する前に再度捜査を行う予定だとした。

 パドレスのマイク・シールド(Mike Schildt)監督は、リーグ側と韓国の警備体制に「全幅の信頼」を寄せていると述べ、「われわれは安全を感じているし、正直に言って、それを考え直したこともない」と強調した。

 聯合ニュースによると、カナダ・バンクーバー(Vancouver)にある韓国総領事館の職員から地元当局に通報があった。同職員は大谷らを狙って試合中に爆弾を爆発させるという脅迫メールを受け取ったという。メールは英語で書かれ、送信者は日本人弁護士を自称したと伝えられた。地元当局は現在、メールが日本から送信されたかどうか調査している。(c)AFP