【3月18日 Xinhua News】中国四川省カンゼ・チベット族自治州森林草原防滅火指揮部(火災対策本部)は17日、同自治州雅江県で15日に起きた森林火災の被災者3396人を安全に避難させ、避難所8カ所を開設したと発表した。これまでに死傷者はなく、各種緊急物資の備蓄も十分だという。

 同日夜に取材した雅江県城(中心市街地)の避難所では、災害用テントが設置され、食料や飲料水、電気なども確保されていた。

 同自治州応急管理局によると、現時点で国家総合性消防救援隊や地元専門消火チームなど1935人が消火・救助活動に当たるほか、ヘリ8機も消火活動に参加。国家総合性消防救援隊は890人の増援隊も現地へ向かっている。

 通信、電力、交通各部門なども緊急救援活動を実施している。現在は消火・救助活動と潜在的リスクの調査、被災者の避難活動が全力で進められており、火災原因の調査も続いている。(c)Xinhua News/AFPBB News