【3月17日 AFP】アイスランド・レイキャネス半島(Reykjanes Peninsula)で16日、火山が噴火した。当局によると、同地では昨年12月以降4度目で、今回は新たな亀裂からの噴火となった。

 アイスランド気象庁(IMO)は、ストゥラスコフェットゥル山(Mt. Stora-Skogfell)とハガフェットゥル山(Mt. Hagafell)の間で噴火したと発表した。

 IMOによると、今回の噴火は2月の噴火に近い場所で起きた。溶岩は、漁村を守るために設置された防護壁のある南方に流れているとみられる。2月の噴火時と同様、西方にも流れている。

 亀裂の長さについてIMOは、2.9キロと推定している。

 アイスランド国民保護・危機管理局(Iceland's Department of Civil Protection and Emergency Management)は、噴火が起きた亀裂の場所を特定するためヘリコプターを現地に派遣。同局によれば、噴火を受けて警察が緊急事態を宣言した。

 レイキャネス半島では2021年までの約800年間、噴火は起きていなかった。しかし22年8月、23年12月と立て続けに噴火が起きたことから、火山学者は新たな地震活動期に入った可能性があるとみている。(c)AFP