【3月17日 AFP】ロシア大統領選の投票日2日目となった16日、西部ベルゴロド(Belgorod)州でウクライナ軍による砲撃により住民2人が死亡するなど、各地でウクライナ側からの攻撃が続いた。

 ベルゴロド州当局は攻撃を受け学校やショッピングセンターを閉鎖。ビャチェスラフ・グラトコフ(Vyacheslav Gladkov)知事は2人が死亡したほか、負傷者も出ていると明らかにした。

 国防省は、ベルゴロド州と同じく西部のクルスク(Kursk)州に飛来したロケット弾やミサイル、無人機を終日撃破したと主張。また、同省や大統領府(クレムリン、Kremlin)のドミトリー・ペスコフ(Dmitry Peskov)報道官は、前夜からロシア領内への侵入を試みていた「ウクライナ側の武装勢力や偵察部隊」を撃退したとしている。

 一方、前線から約800キロ離れた中部サマラ(Samara)州の知事はこの日、製油所2か所がウクライナ軍の無人機攻撃を受け、うち1か所で火災が発生したと明らかにした。

 前日にオンライン投票を済ませたウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は、ウクライナ側からのたび重なる攻撃について、「選挙妨害」を試みているとし、厳しく対応する構えを示している。(c)AFP