【3月10日 AFP】テニス、BNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2024)は9日、女子シングルス2回戦が行われ、全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2024)女王で大会第2シードのアリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka)はペイトン・スターンズ(Peyton Stearns、米国)に苦戦しながらも6-7(2-7)、6-2、7-6(8-6)で逆転勝利を収めた。

 この日が大会初戦となったサバレンカは、世界ランキング64位の相手に追い詰められたが、マッチポイント4本をしのいで生き残ると、自身も4本目のマッチポイントで勝利を決めた。

 初戦敗退を喫したドバイ・テニス選手権(Dubai Duty Free Tennis Championships 2024)以来の実戦となるサバレンカは、序盤から苦戦を強いられた。最終セットは4-5の0-40からブレークに成功すると、すぐさまブレークバックを許したが、スターンズも直後のサービスゲームでキープに失敗。最後はサバレンカがタイブレークを制し、勝利と安堵(あんど)の雄たけびを上げた。

 サバレンカは試合後、「間違いなく私のキャリアの中で最もクレイジーな試合になったし、ベストマッチの一つになった」と話し、試合中にひねった足首については「今は問題ない。あしたになって様子を見ようと思う」とコメント。「あのスコアで諦めなくて本当に良かった」と喜んだ。

 昨年この大会で準優勝しているサバレンカは、3回戦で2021年の全米オープン(US Open Tennis Championships 2021)覇者エマ・ラドゥカヌ(Emma Raducanu、英国)と対戦する。(c)AFP