【3月9日 AFP】英国の親パレスチナ団体「パレスチナアクション(Palestine Action)」は8日、イスラエル建国を支持した「バルフォア宣言(Balfour Declaration)」で知られるアーサー・バルフォア(Arthur Balfour)元首相の肖像画を「破壊」したと発表した。

 警察は、イングランド東部のケンブリッジ大学トリニティカレッジ(University of Cambridge's Trinity College)にある絵画が損壊されたとの通報をオンラインで受けたと認めた。

 パレスチナアクションは、グループおよび個人の直接行動のネットワークを自称している。

 同団体は、ハンガリー出身の画家、フィリップ・ド・ラースロー(Philip de Laszlo)が1914年に手掛けたバルフォア氏の肖像画に、メンバーの一人が赤い塗料を吹き付けて複数回切り付ける11秒間の動画をX(旧ツイッター)に投稿。

 バルフォア氏について、「英国には権限がなかったにもかかわらず、パレスチナ人の土地収奪を約束し、パレスチナ人の民族浄化」を開始したと非難している。

 バルフォア宣言は、1917年に当時外相だったバルフォア氏が著名な英国のシオニストであるライオネル・ロスチャイルド(Lionel Rothschild)氏に宛てて送った、パレスチナ人の土地にユダヤ人の祖国建設を認める67語の書簡。

 1948年のイスラエル建国とパレスチナ人約75万人の強制退去、その後、数十年にわたるイスラエルとパレスチナの紛争のきっかけをつくったと見なされている。(c)AFP