【3月5日 AFP】中国は5日に開幕した全国人民代表大会(全人代、NPC、国会に相当)で、今年の国内総生産(GDP)伸び率目標を「5%程度」に設定した。

 今年の目標値は、昨年記録した過去数十年間で最低水準の成長率とほぼ同じで、1990年代や2000年代に達成した2桁成長を依然大幅に下回っている。

 ただ、スイス金融大手UBSの中国主任エコノミスト、汪涛氏は「5%成長は控えめではなく、実際には野心的な目標だとみている」と語った。

 一方、今年の国防予算案は前年比7.2%増の1兆6650億元(約34兆8000億円)に設定された。

 政府活動報告には、今年も「台湾独立を目指す分離主義勢力の動きや外部からの介入に断固抵抗していく」と明記された。(c)AFP