【3月1日 Xinhua News】中国社会科学院文学研究所は26日に発表したリポート「2023年中国ネット文学発展研究報告」で、23年末時点の中国ネット文学市場規模は前年同期比3・8%増の404億3千万元(1元=約21円)、ネット文学作品のコンテンツIP(知的財産)市場規模は約100億元増の2605億元だったと明らかにした。作者数は2405万人、作品数は3620万作、ユーザー数は9・0%増の5億3700万人に上った。

 中国インターネット情報センター(CNNIC)が23年8月に発表した第52回「中国インターネット発展状況統計報告」で6月時点のインターネット利用者が10億7900万人となっていることから、ユーザー数はインターネット利用者の約半数を占める計算になる。

 ネット文学作品の海外輸出額は40億元を超えた。海外の作者数は約41万人、オリジナル作品数は約62万作、アクセスユーザー数は約2億3千万人、200数カ国・地域に及び、うち米国が最も多かった。

 リポートでは人工知能(AI)技術がネット文学業界に及ぼす影響にも注目し、AIによって規模が大きく、影響が深いコンテンツ制作方式の変革が引き起こされていると指摘した。電子書籍大手、閲文集団(チャイナ・リテラチャー)の楊晨(よう・しん)副総裁兼編集長は、ネット文学におけるAI特有の強みは媒介と担い手にとどまらず、制作ツールと生産能力の「増幅器」でもある点だとの見方を示した。(c)Xinhua News/AFPBB News