【3月3日CGTN Japanese】エジプト考古最高評議会と上海博物館は1年間にわたる協議を経て、上海博物館で「ピラミッドの頂点:古代エジプト文明展」を開催することを決定しました。

 世界最大規模、アジアで最高クラスの古代エジプト文化財の対外展示会として、今年7月19日から来年8月17日まで、展示は1年以上続きます。ツタンカーメン、アメンエムハト3世およびラムセス2世などのファラオ像、ミイラのひつぎを含む古代エジプトの最高規格の遺物が展示されることになっています。今回の展示は、中国の博物館とエジプト政府が古代文明の展示分野で初めて協力するもので、上海博物館が1952年に開館して以来、最大規模の特別展となります。

 文明展は「ファラオの国」「サッカラの秘密」「ツタンカーメンの世界」という三つのテーマをめぐり開かれ、古代エジプト文明のさまざまな時期の文化財787点が含まれており、うち95パーセント以上はアジアで初めて展示されます。これらの文化財はエジプト考古学博物館、マニアル宮殿博物館、ルクソール博物館、イスマイリア考古学博物館、スエズ博物館などエジプトの多くの博物館の館蔵品から厳選されたものです。

 また、エジプト考古最高評議会の考古学チームがサッカラ地区で行った発掘調査の最新成果も展示され、中国とアジアの来場者に古代エジプトに関する考古学研究の最新の発見と研究成果が披露されます。(c)CGTN Japanese/AFPBB News