【2月28日 AFP】サッカースペイン国王杯(Copa del Rey 2023-24)は27日、準決勝第2戦が行われ、マジョルカ(RCD Mallorca)が2戦合計スコア1‐1で迎えたPK戦を5‐4で制し、レアル・ソシエダ(Real Sociedad)を下して決勝進出を決めた。

 初戦をスコアレスで終えて迎えたこの一戦で、マジョルカは50分にジョバンニ・ゴンサレス(Giovanni Gonzalez)が先制ゴールを挙げ、2試合通算140分にして均衡が破れた。

 これで約20年ぶりとなる大会決勝に進むかに思われたマジョルカだったが、ソシエダは71分に主将のミケル・オヤルサバル(Mikel Oyarzabal)が同点弾を挙げた。

 試合は白熱の終盤を迎えたが、どちらもこう着状態を打破できず延長に入り、最後はPK戦に突入。ソシエダは1人目のオヤルサバルがGKドミニク・グライフ(Dominik Greif)にキックを止められると、マジョルカは5人全員がキックを成功させた。

 クラブ唯一の国内主要タイトルを獲得した2002‐03シーズン以来となる決勝に駒を進めたマジョルカは、もう一つの準決勝を戦うアスレティック・ビルバオ(Athletic Bilbao)とアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)の勝者と対戦する。

 決勝戦は4月6日、セビリア(Sevilla)のエスタディオ・ラ・カルトゥーハ(Estadio La Cartuja)で行われる。(c)AFP