【2月27日 Xinhua News】中国ビール大手の広州珠江啤酒と重慶啤酒がこのほど、2023年12月期業績(速報値)を発表した。広州珠江啤酒は、売上高が前年比9・1%増の53億7800万元(1元=約21円)、純利益が4・4%増の6億2500万元、非経常項目を除く純利益が4・8%増の5億5800万元だった。

 同社は23年、質の高い発展を最優先任務と手がかりとし、製品構造の改善を進めた結果、ビール販売量が前年比4・8%増の140万2800トンに上り、業績の伸びにつながったと説明した。

 重慶啤酒は23年の売上高が前年比5・5%増の148億1500万元、純利益が5・8%増の13億3700万元、非経常項目を除く純利益が6・5%増の13億1400万元だった。

 同社は23年、マクロ経済の影響や激しさを増すビール市場競争を前に、プラス成長を維持し、販売量は業界平均を上回り、前年比4・9%増となった。多角化したブランドポートフォリオと効果的な価格戦略により、売上高は5・5%増加した。供給網の適正化や組織構造の改善、運営コスト管理の推進がコスト削減につながり、商品価格の上昇によるマイナス影響を相殺した。市場投入を引き続き増やし、広告費と市場開拓費は前年比で増加した。(c)Xinhua News/AFPBB News