【2月26日 AFP】米国の首都ワシントンのイスラエル大使館前で25日、現役の米空軍関係者が自身に火を付けた。事件については、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)への攻撃に対する抗議行動だったと報じられた。

 現地消防当局は、午後1時(日本時間26日午前3時)少し前に「イスラエル大使館前で人が燃えている」との通報があり、現場に急行したとX(旧ツイッター)に投稿。現場に到着すると、火は既にシークレットサービスによって消し止められていたと明らかにした。

 消防によると、男性は病院に搬送された。「生命の危険がある重傷」だという。

 米空軍の報道官はAFPに、男性は現役の米空軍関係者だと認めたが、詳細には触れなかった。

 イスラエル大使館の報道官は、負傷した職員はいないと発表。また、男性との「面識はない」とした。

 米メディアによると、男性はライブ配信プラットフォーム「ツイッチ」で一部始終を配信していた。戦闘服を着用し、「ジェノサイド(集団殺害)には加担しない」と宣言し、自身に液体をかけた。

 その後、男性は自身に火を付け、「パレスチナを解放せよ!」と叫び、倒れた。

 ニューヨークタイムズによると、動画はツイッチから削除された。AFPは現時点で動画を確認できていない。(c)AFP