【2月26日 AFP】フランスのエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領は26日、欧州諸国など約20か国によるウクライナ支援会合を主催する。ロシアの侵攻開始から2年となり支援疲れへの懸念が強まる中、ウクライナ支持の姿勢を改めて打ち出すのが狙いだ。

 会合はエリゼ宮(Elysee Palace、大統領府)で行われる。大統領府は25日、「(各国の)結束と、ウクライナで侵略戦争を始めたロシア打倒へ向けた決意を再確認する」機会になると述べた。

 開幕時にはウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領がオンライン演説する予定。

 ドイツはオラフ・ショルツ(Olaf Scholz)首相、ポーランドはアンジェイ・ドゥダ(Andrzej Duda)大統領が出席。英国は元首相のデービッド・キャメロン(David Cameron)外相が参加する。

 米国、カナダからも外交当局者が出席する。

 西側諸国は、ウクライナの武器・弾薬は底を突き始めており、今年はロシアが優勢を強める可能性があると認めている。

 ある仏大統領府当局者は匿名を条件に、「(ウラジーミル・)プーチン(大統領、Vladimir Putin)に対し、ウクライナでは勝利できないという明確なメッセージを発信したい」と語った。(c)AFP