【2月26日 AFP】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は25日、同国軍が昨年始めた反転攻勢の作戦計画が事前にロシア側に漏れていたとの見方を示した。

 ウクライナは昨年、西側から数十億ドル規模の武器支援を受けて反攻作戦を開始したが、ロシア軍の防衛線を突破できず、目立った戦果を上げられなかった。

 ゼレンスキー氏は首都キーウでの記者会見で、「反攻開始前にロシア大統領府(クレムリン、Kremlin)の机上にはわれわれの計画書がすでにあった」と語った。

 ウクライナ大統領府はAFPに対し、ゼレンスキー氏が言及したのは、ウクライナ側の作戦に関する機密情報がロシア側に漏れていたということだと認めた。ただし、リークについての詳細は明らかにしていない。

 ゼレンスキー氏は一方で、同じ轍(てつ)を踏まないよう、今年は「明確な計画」を「複数」用意するつもりだと述べた。(c)AFP