【2月25日 CGTN Japanese】中国地質科学院鉱産資源研究所の鉱物微小領域物質成分構造実験室の研究者が発見し申告していた新鉱物「鈰鉭易解石(Taes-Ce)」がこのほど、国際鉱物学連合の新鉱物・鉱物命名委員会の審査を通過しました。

 Taes-Ceは、中国南東部の江西省にある希少金属ペグマタイトの鉱床で発見されました。顕微鏡で見ると、形は針状、束状、縞状、色は濃い褐色または黒で、長石、マイクロ石、ホタル石と共生します。電子プローブ実験室で行われた鉱物成分の分析で、重要な希少金属タンタルに富むことが分かりました。

 自然界のエシキン石は、ニオブやチタンに富むものが一般的で、タンタルに富むものはまれです。タンタルは、ハイエンドコンセンサ分野および航空宇宙飛行材料分野に使用されます。(c)CGTN Japanese/AFPBB News