【2月22日 AFP】米ロサンゼルス警察は20日、プラスチック製のフォークを持った男を警官が射殺したことを受け、ボディカメラの映像を公開した。

 射殺されたのは、ジェイソン・リー・マカーニ(Jason Lee Maccani)容疑者(36)。警察は3日、ダウンタウンにある倉庫で「殺傷能力のある武器による襲撃」が起こったとの通報を受け、急行。通報者は男は薬物かアルコールの影響下にあり、棒で従業員を脅していると話していた。

 20日公開された動画には、男が建物の廊下で警官約5人と対峙(たいじ)する様子が映っていた。

 警官らは男に両手を上げて近づくよう指示。男は当初はそれに従ったが、手に何かを握りしめたまま歩き続けた。警官らはスクリュードライバーを持っていると思ったとしている。

 警察の発表によると、警官らは男を落ち着かせようとしたが失敗した。

 動画では男が警官に近づいたように見えたところで銃声が聞こえた。

 警察は、「容疑者が、警官の1人と彼女が手にしていたビーンバッグ弾の散弾銃をつかんだため」発砲したと説明している。

 マカーニ容疑者は近隣の病院で死亡した。倉庫の従業員や警官にけがはなかった。

 当局は20日、関与した警官1人について銃の使用に関する規則を守っていたか捜査が行われていると明らかにした。(c)AFP