さまざまな睡眠生体信号を標準化して構成した高解像度の画像=当該研究チーム(c)MONEYTODAY
さまざまな睡眠生体信号を標準化して構成した高解像度の画像=当該研究チーム(c)MONEYTODAY

【02月21日 KOREA WAVE】睡眠段階を高い精度で示す「イメージ基盤自動判読アルゴリズム」を韓国の医療グループが開発した。これを活用すれば睡眠データ判読の所要時間を大幅に減らすことができるという。ソウル大学病院耳鼻咽喉科のシン・ヒョンウ教授らの研究チームがこのほど、発表した。

睡眠段階の分類は睡眠関連の疾患を診断する際に必須だ。通常、睡眠段階は覚醒(Wake)、浅い睡眠(N1、N2)、深い睡眠(N3、REM)の5段階に分類される。

研究チームは、世界最大規模の1万253件の睡眠多元検査データセットを構築し、このうち7745件のデータを活用して「イメージ基盤医療人工知能(AI)アルゴリズム」を開発。その後、睡眠段階の自動判読の可能性を分析した。

その結果、新たに開発されたイメージベースの自動判読アルゴリズムは「80%以上」の睡眠段階分類精度を示した。これは、既に報告されていた「医療スタッフ判読者間の睡眠結果判読一致率」と酷似していたという。

シン・ヒョンウ教授は「今回の研究結果が今後AI基盤睡眠多元検査自動判読をさらに活性化し、睡眠医療の効率性向上に寄与できることを期待する」と話した。

(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News