【2月20日 CNS】中国・福建省(Fujian)三明市(Sanming)清流県にある頼坊桜園で桜が見ごろを迎え、観光客を魅了している。

 清流県は国家級台湾農民起業園の所在地。頼坊桜園は、台湾の実業家である簡文通(Jian Wentong)氏が2013年に投資して整備した。園内には紅粉佳人・早咲き桜・匂い桜など18品種・30数万本の桜が植えられている。毎年2月から3月の開花期には桜を楽しむために何千人もの観光客が集まる。

「アモイから車でここに来て、家族で美しい桜を観賞しました。ここにはお茶の山と古い家屋もあり、互いに引き立て合っています。家族で訪れるのに非常に適していて、とても快適でした」と観光客の頼貴旺(Lai Guiwang)さんは語る。

 清流県は近年、3000万元(約6億円)以上を投資し、観光遊歩道や展望施設などを建設した。同時に、グルメや宿泊施設、旅行、ショッピング、エンターテインメントの施設拡充にも取り組み、無料シャトルバスも運行している。

 頼坊鎮南山南テーマレストランの責任者の馬非(Ma Fei)さんは、「春節初日に試験的にオープンしましたが、かなりの客足があり、私たちに自信を与えてくれています」と語る。

 頼坊鎮の鄧偉(Deng Wei)鎮長は、「現在、桜園には毎日5000人近くの観光客が訪れている。桜の開花が進む春節(旧正月、Lunar New Year)連休明けから観光客が急増する見通しだ。地元は万全の準備で受け入れ態勢を整えている」と語っている。(c)CNS/JCM/AFPBB News