仁川国際空港(c)news1
仁川国際空港(c)news1

【02月19日 KOREA WAVE】欧州連合(EU)の競争当局が大韓航空とアシアナ航空の企業結合を承認した。大韓航空は、14の必須申告国のうち、ただ1カ国、米国の承認だけを残して、世界10位圏の超大型航空会社(メガキャリア)への跳躍が目前となった。

EU執行委員会(EC)は今月13日、大韓航空とアシアナ航空の企業合併審査を条件付きで承認した。

大韓航空が2021年1月、ECと企業結合併事前協議手続きを始めてから3年1カ月だ。事前協議の後、大韓航空は昨年1月に正式企業合併申告書を提出し、昨年11月にECの意見を盛り込んだ是正措置案を提出した。

大韓航空が提出した是正措置案の主な内容は、アシアナ航空の貨物事業部門の売却と▽フランクフルト▽バルセロナ▽ローマ▽パリの4都市路線の運輸権とスロット(空港離着陸回数枠)の一部のティーウェイ航空への移管などだ。

ECが条件付き承認を下し、大韓航空の是正措置案の後続手続きも加速する見通しだ。

大韓航空関係者は「アシアナ航空の貨物機事業部門分離売却のための入札や買収者選定など売却直前までの措置を先行する。欧州旅客路線の新規進入航空会社(RemedyTaker)に指定されたティーウェイ航空が今年下半期から順次、仁川とパリ、ローマ、バルセロナ、フランクフルトをそれぞれ結ぶ4路線に就航できるよう支援する」と説明した。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News