エイブルシーアンドシー(c)NEWSIS
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【02月17日 KOREA WAVE】韓国ビューティー業界にも「価値消費」ブームが到来した。動物性原料を忌避する「ビーガンビューティー」から、性別境界をなくした「ジェンダーニュートラル」「コスパ」まで多様な価値観を充足させるためにビューティーブランドがラインナップを拡大している。

最近、化粧品の消費者らは、原料採取や生産過程、パッケージ製作や流通過程で、エコ工法を使った製品を好むようになっている。

「ビーガンビューティー」という単語も価値消費の一環として誕生した。ビーガンビューティーとは、動物由来成分を使用せず、動物を利用した実験をせず、製品生産のすべての過程で汚染を誘発しなかった化粧品製品をいう。

新世界(シンセゲ)百貨店が運営するビューティー編集ショップのシコル(CHICOL)センタムシティ店は最近、ビーガンビューティー製品群を増やしている。現在取り扱っているエコ・ビーガンブランドだけでもディアダリア、アワーグラス、アーバンディケイ、ディアクレアスなど10余りに達する。

シコルはビーガンビューティーのみを扱う「グリーンビューティーゾーン」を全国に拡大している。センタムシティ店も今後、グリーンビューティーゾーンを導入する予定だ。

性別に関係なく自分に集中するという「ジェンダーニュートラル」も最近の化粧品業界を貫く価値だ。例えば、口紅の広告に男性モデルを掲げるやり方だ。

ラカ(LAKA)コスメティックスはジェンダーニュートラルコンセプトを前面に打ち出して人気を集めている。すべての製品広告に女性と男性モデルの両方を起用する。

特に日本市場で人気が高い。ラカの「フルーティグラムティント」は日本最大の化粧品レビューアプリ「リップス」でリップ・ティント部門1位に上がった。

日本での人気に支えられ、ラカの昨年のリップ製品群の売り上げは前年比3倍以上成長した。

一方、「コスパ」を優先視する10代の間では、ダイソーでの化粧品購入が最も多い。

(c)NEWSIS/KOREA WAVE/AFPBB News