【2月15日 東方新報】2024年の春節(旧正月、Lunar New Year)連休中、海南省(Hainan)では観光客が急増し、離島での免税品売り上げが大いに盛り上がりを見せた。海南省海口税関の報告によると、連休の初めの4日間(2月10日から13日)には、免税品の売り上げが12億1700万元(約253億9794万円)に上り、免税ショッピングを楽しんだ人数は15万6000人に達し、一人当たりの平均消費額は7802元(約16万2822円)であった。

 春節は、海南の離島免税販売にとって最も売り上げが高い時期である。2023年の春節期間中には、免税品の購入総額が15億6000万元(約325億5610万円)に達したが、今年の春節はまだ半ばにもかかわらずすでに昨年の同期間の売り上げの約80パーセントに相当する売り上げを記録している。

 春節の期間には、海口市(Haikou)と三亜市(Sanya)が合わせて3000万元(約6億2608万円)の離島免税消費クーポンを発行し、これらは店舗内の割引と併用可能である。

 さらに、海南島全体にある12か所の離島免税店では、多様なプロモーション活動が行われている。新年を祝うための龍灯、古典舞踊のパレード、財神のパレードなどが開催され、多くの消費者の注目を集めた。

 記者が目にしたところによると、店内の香水売り場は人びとでにぎわい、レジには長い列ができていた。四川省(Sichuan)からの観光客である女性は、「60パーセントオフでお気に入りのセットを購入し、政府の免税消費クーポンも利用できたため、非常にお得だった」と述べた。

 三亜海旅免税城では、駐車場の外で自動車が長い列をなし、入場を待つ様子が見られた。三亜海旅免税城の運営管理部営業マネージャー、楊毅倩(Yang Yiqian)氏によると、この月から客足は絶えず増え続けており、今年の春節の来客数は昨年を上回る見込みである。店内では最低30パーセントオフの割引、条件なしのクーポンなどさまざまなプロモーションが提供されている。(c)東方新報/AFPBB News