イ・ジュホ社会副首相兼教育相(c)news1
イ・ジュホ社会副首相兼教育相(c)news1

【02月12日 KOREA WAVE】希望する小学1年児童が早朝や放課後に学校で見守りや教育プログラムを受けられる韓国版学童保育「ヌルボム学校」の試験施行を1カ月後に控え、学童サービスの需要が多いと予想されるソウルでの参加申請が伸び悩んでいる。

教育省は2学期から全国約6100の小学校でヌルボム学校を全面導入の方針。1学期は約2700校で施行する計画だが、まだ実施校の募集も終えていない。

ソウルの場合、全604小学校のうち3月からヌルボム学校を施行すると申請したのは30校余りで全体の5~6%だった。

他の市・道では、釜山が全304校、慶北(キョンブク)・慶南(キョンナム)地域でも各150校前後が参加を申請した。全羅南道(チョルラナムド)の425校もすべて参加の意向。ソウル市の参加率の低さが際立っている。

ヌルボム学校は小学校で既存の放課後と学童保育を統合した総合教育プログラムで、授業時間前の午前7時から午後8時まで希望する生徒に多様な放課後・保育プログラムを提供する。

しかし、ソウルの小学校で教師が自殺した問題以降、新たなプログラム導入に対する現場の拒否感が大きいのが現実だという。ソウル市教育庁の関係者は「さまざまな特殊性があるだけに最大限学校の意見を尊重したい」と述べた。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News