【2月11日 AFP】23-24イングランド・プレミアリーグは10日、第24節の試合が行われ、リバプール(Liverpool FC)はバーンリーFC(Burnley FC)を3-1で退け、王者マンチェスター・シティ(Manchester City)と勝ち点2差の首位を守った。

 早い時間帯の試合で、シティがエバートン(Everton)を2-0で下す中、ユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督の最終シーズンに最多タイとなる20回目の優勝を目指すリバプールは、最高の内容ではないながらもクロップ監督が「非常に難しい」と表現した試合を制した。

 前半はトレント・アレクサンダー・アーノルド(Trent Alexander-Arnold)のCKにジオゴ・ジョタ(Diogo Jota)が頭で合わせて今季リーグ9ゴール目となる先制点を挙げたが、終了間際にダラ・オシェイ(Dara O'Shea)に強烈なヘディングシュートを決められて同点とされた。

 それでも、スタンドが拡張された本拠地アンフィールド(Anfield)にリーグ過去最多となる6万人近くが集まる中、チームは後半、前半とは別の姿を見せ、52分にルイス・ディアス(Luis Diaz)のヘディングシュートで勝ち越し。その後は相手が何度かあった同点のチャンスを逃すと、最後はダルウィン・ヌニェス(Darwin Nunez)のヘディングで貴重な白星をつかんだ。

 シティはアーリング・ブラウト・ハーランド(Erling Braut Haaland)の昨年11月以来となるゴールを含む2発でエバートンを下した。粘る相手を崩すのに苦労したが、試合終盤、足の負傷で約2か月離脱していたハーランドが2ゴールを挙げた。

 この結果、前人未踏のリーグ4連覇を目指すシティは、1試合消化が少ない状態でリバプールとの勝ち点2差を維持している。

 トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)は終了間際のゴールでブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC(Brighton & Hove Albion FC)に2-1で勝利し、4位に復帰した。

 パスカル・グロス(Pascal Gross)のPKで序盤に先制を許したが、61分にパプ・マタル・サール(Pape Matar Sarr)のゴールで追いつくと、引き分けに終わるかに思われた後半アディショナルタイム6分、アジアカップ(2023 AFC Asian Cup)から戻った孫興民(Son Heung-Min、ソン・フンミン)のアシストから、ブレナン・ジョンソン(Brennan Johnson)が劇的な逆転ゴールを決めた。

 ニューカッスル・ユナイテッド(Newcastle United)はブルーノ・ギマランエス(Bruno Guimaraes)の2ゴールなどでノッティンガム・フォレスト(Nottingham Forest)に3-2で勝利し、7位に順位を上げた。(c)AFP/John WEAVER