TVING「魔女狩り」に出てきた視線追跡技術=TVING YouTube(c)news1
TVING「魔女狩り」に出てきた視線追跡技術=TVING YouTube(c)news1

【02月09日 KOREA WAVE】韓国のスタートアップ「ビジュアルキャンプ」が開発したアプリ「リード」には、人工知能(AI)ベースにした技術が盛り込まれ、視線を追跡してリテラシー向上に役立つ。

デジタルコンテンツの使用時間が急激に増え、リテラシーが低くなっているなか、それを支援する技術が出てきたわけだ。

視線追跡技術はTVING芸能「魔女狩り」で広られるようになった。瞳の動きを感知し、どこに視線が留まるかを知らせる機能に出演者たちは困惑するばかりだった。

視線追跡技術の活用度は無限だ。リテラシーの向上にも使われる。

リードは文章を読む時、ユーザーの視線が留まったポイントと持続時間、再読した文章などを視線追跡技術で分析する。そして、ユーザーが文章を理解する認知的なプロセスを診断し、ソリューションを提供する。

まず、アプリを起動すると、視線認識から始める。さまざまな方向を移動する点を目で追っていけば良い。認識には30秒ほどかかった。

リテラシー向上を助けるためのコースもある。まず、文章を読んで副題をつけてみることから始まる。

文章を読んだ後、要点をまとめた副題を書くと、評価する。要旨を考えながら読むので、集中力が高まる。

リードは文章を読んだ時、自分の視線が最も多く留まった単語を選ぶ。その単語を見慣れていないかとか、重要な単語だとか判断しているのだ。リードはこれをキーワードに選び、語彙クイズも出す。意味をきちんと理解できるようにするための装置だ。

最後は速読チャレンジだ。文章は読んでいるうちに少しずつ消えるので、早く読む必要がある。文章を読む際に、再び前の部分に戻る逆行現象を最小化しようとするトレーニングだ。文章を素早く正確に読む必要のある受験生に役立ちそうだ。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News