【2月9日 Xinhua News】生活雑貨ブランド「無印良品」を展開する良品計画はこのほど、中国北京市朝陽区の商業施設、朝陽大悦城に北京旗艦店をオープンした。総面積は4950平方メートルで、中国最大の旗艦店となる。

 オープニング式典に出席した同社中国法人、無印良品(上海)商業の清水智董事長兼総経理が取材に応じ、2005年の進出以降、中国市場は無印良品にとって最大の海外市場であり、実店舗数は385店、現地で設計・開発した商品は5千点を超えると説明。日本本社を除き、海外商品の企画・開発・設計を行うチームがあるのも中国法人のみだと語った。

 中国の消費市場は徐々に回復しており、特にオフライン消費とサービス業が好調だとし、中国経済のファンダメンタルズ(基礎的条件)が健全で、強いレジリエンス(強靭さ)と活力を有することの表れだと指摘。新興産業やサービス業が経済成長の重要な支えとなっていることに留意しているとした上で、デジタル経済やグリーン(環境配慮型)経済などに代表される新興産業が急速に発展し、経済構造の最適化・高度化の推進や、発展の質と効率の向上に重要な役割を果たしているとの見方を示した。

 清水氏は中国市場の将来に十分な自信を示し、政府と市場による共同推進が消費市場の成長に力強い保障をもたらすと指摘。今後も商品・サービスの質と競争力の向上に努め、多様化が進む消費者のニーズに応えていくと語った。(c)Xinhua News/AFPBB News