【2⽉15⽇ Peopleʼs Daily】「中国の経済と企業の強じん性は過去2年間で著しく向上」「世界経済の成長と雇用のためにより多くの機会を創出」――。「信頼の再構築へ」をテーマにした世界経済フォーラム(WEF)の2024年年次総会では、中国経済が注目の的だった。

 習近平(Xi Jinping)国家主席が世界経済フォーラムの場で述べた経済グローバル化の推進や真の多国間主義の堅持に関する主張には、深い現実的意義がある。中国は自国経済の質の高い発展を推進すると同時に、最大の誠意をもって開放型世界経済の構築を推進し、世界経済の立て直しのために多大な努力をしている。中国が極めて信頼できることは事実が証明している。

 中国経済は堅調に前進し、世界経済の発展に強大な力を提供し続けている。中国の世界経済成長への貢献率はここ数年、30%前後を維持している。中国経済は2023年には全体的に回復し好転し、GDPは前年比5.2%増だった。世界銀行(World Bank)の最新の「世界経済見通し」によれば、東アジア・太平洋地域の経済成長率は中国経済の回復にけん引され、2022年の3.4%から2023年には5.1%に増加したとみられる。世界経済フォーラムのサーディア・ザヒディ(Saadia Zahidi)取締役は、中国経済の健全な発展は世界の他の地域に非常に積極的な波及効果をもたらしていると述べた。

 中国は開放と発展を堅持している。中国の関税の総水準はすでに、先進国に近い7.3%にまで低下した。中国は各国企業の中国への投資継続を心から歓迎し、市場化、法治化、国際化の一流ビジネス環境の構築に努力し続けている。中国は制度型開放を着実に拡大し、外資参入ネガティブリストを引き続き縮小し、製造業分野では外資に対する参入制限を全廃した。ここ5年の外資の中国での直接投資収益率は約9%で、国際的に高い水準だ。

 経済のグローバル化は人類社会が前進するために、必ず通らなければならない道だ。中国は包摂的な経済のグローバル化を提唱している。包摂的な経済グローバル化は各国、特に発展途上国の必要に順応し、資源の分布がもたらした国家間と各国内部の発展の不均衡問題の解消につながる。国際社会は一国主義や保護主義に反対し、世界経済の健全な発展を阻害する構造的問題を解決し、経済のグローバル化をより開放的、包容的、包摂的、均衡的な方向に発展させねばならない。中国はマクロ経済政策の国際協調を強化し、国際的な産業の分業と協力を強化し、国際的な科学技術の交流と協力を強化し、グリーン発展の協力を強化し、南北協力や南南協力を強化することを主張している。

 各当事者が誠意をもって互いに歩み寄ってこそ信頼の基礎が固まり、協力の成果をより多く得ることができる。中国は経済の国内問題をうまく処理すると同時に、団結・協力、開放、共有を堅持し、各方面と手を携えて世界経済のコントロール方式を整え、世界経済の長期的かつ安定した回復を進めていく。(c)Peopleʼs Daily/AFPBB News