【2月8日 Xinhua News】中国国家林業・草原局湿地管理司の袁継明(えん・けいめい)司長はこのほど、2012年11月の中国共産党第18回全国代表大会(十八大)以降、国内で湿地保全プロジェクト3400件余りが実施され、復元、増加した湿地面積は80万ヘクタールを超えたと明らかにした。

 同氏によると、中国はここ数年、湿地保全を強化し、湿地タイプの自然保護地を2200カ所以上設立、全国の湿地面積は5635万ヘクタールに達した。内訳は、国際的に重要な湿地82カ所、国内の重要な湿地58カ所、国家湿地公園903カ所、国際湿地都市13カ所。湿地1100万ヘクタールを国家公園体系に組み入れ、最も厳格な保全管理を行う計画もある。湿地エコツーリズム、湿地自然教育などが盛り上がり、良好な湿地環境は人々の生活の質の成長ポイントになりつつある。

 中国は今後、国際的に重要な湿地を保全する「ラムサール条約」の認証制度に基づく「国際的に重要な湿地」と「国際湿地都市」の認定に向けた申請を行うほか、国家湿地公園のモニタリング・監督管理システムを構築し、湿地の保全・復元プロジェクトと、湿地の在来植物にとって脅威となるイネ科多年草「スパルティナ・アルテルニフロラ(ヒガタアシ)」対策特別行動計画を実施、湿地の保全・復元の強化を続けるという。

 湿地は「地球の腎臓」や「シードバンク」とも呼ばれ、生物多様性の保全、二酸化炭素(CO2)の固定や排出削減、気候変動の緩和など、複数の生態的機能を提供する一方、経済効果、社会効果、文化効果も提供している。中国には、世界湿地面積の4%が集まり、世界人口の5分の1の生産、生活、エコ、文化に対する需要を満たしている。(c)Xinhua News/AFPBB News