【2月7日 CGTN Japanese】海外から中国を訪れる旅行者の支払いの利便性向上に向け、北京の首都国際空港と大興国際空港は5日、海外来賓支払サービスセンターを正式にオープンしました。

 当センターは、訪中旅行者に海外の銀行カードによる決済・QRコード決済・外貨両替・キャッシュの使用などの各種サービスを提供します。こうしたサービスセンターが中国国内で設置されるのは今回が初めてとなります。

 同サービスセンターは空港の国際線到着口付近に設置されており、スタッフによる対面での対応、電子スクリーンでの展示、宣伝用折り込みチラシの配布などを通じて、海外からの旅行者が中国滞在中の支払い方法を速やかに理解し、把握できるよう支援します。

 また、中国の中央銀行である中国人民銀行は、海外から中国を訪れる旅行者が中国滞在中の支払いを便利に行えるようにするため、海外の銀行カードへの対応、モバイル決済、現金の使用、口座サービスなどの改善策を打ち出しています。海外からの旅行者の関心が高い現金引き出しの問題について、中国人民銀行は各銀行を指導してATMで外国のキャッシュカードが使えるよう改造を施すとともに、外国のキャッシュカードに対応したATMの設置率を引き上げることに力を入れています。

 北京市では現在、主要なビジネスエリア、観光地、公園、星付きホテルなどで、海外の銀行カードへの対応能力の向上と改造を進めています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News