バイデン氏が言い間違え、仏大統領は「ミッテラン」
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【2月7日 AFP】ジョー・バイデン(Joe Biden)米大統領(81)は4日、フランスのエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領を、30年近く前に死去したフランソワ・ミッテラン(Francois Mitterrand)元大統領と言い間違えた。
バイデン氏はネバダ州ラスベガス(Las Vegas)で開かれた選挙集会での演説で、2020年の先進7か国(G7)首脳会議(サミット)におけるマクロン氏のエピソードを披露しようとして、「ドイツのミッテラン」と言い間違えた後、国名については「いや、フランスだ」と訂正した。
後にホワイトハウス(White House)が公表した発言記録では、「ミッテラン」は横線で消され、かっこ付きで「マクロン」と訂正されていた。
ミッテラン氏は1981~1995年に仏大統領を務め、1996年に死去した。
バイデン氏の言い間違いを捉えた動画はX(旧ツイッター)で拡散され、広く視聴されている。
バイデン氏は公の場での失言はこれが初めてではない。2022年9月には、前月に死去した女性議員の名前を会議で呼び、「ジャッキー、ここにいるか? ジャッキーはどこだ」と発言。
昨年4月には、ラグビーニュージーランド代表の愛称「オールブラックス(All Blacks)」を、アイルランド独立戦争時に英国が組織した悪名高い治安部隊「ブラック・アンド・タンズ(Black and Tans)」と言い間違えた。
一方、11月の大統領選で対立候補と目されるドナルド・トランプ(Donald Trump)前大統領(77)も先月同様のミスを犯し、共和党候補指名を争うニッキー・ヘイリー(Nikki Haley)元国連(UN)大使をナンシー・ペロシ(Nancy Pelosi)前下院議長と言い間違えた。(c)AFP