訃報閲覧を装った振り込め詐欺=警察庁(c)MONEYTODAY
訃報閲覧を装った振り込め詐欺=警察庁(c)MONEYTODAY

【02月05日 KOREA WAVE】韓国で葬儀の案内や宅配の送り状番号照会を装うフィッシング詐欺が横行するなど、振り込め詐欺の手口が多様化し、被害額が急増している。

警察庁によると、昨年12月のボイスフィッシングによる被害額は561億ウォン(約62億円)に達し、前年同月から78億ウォン(約8億6400万円、16.1%)増えた。

詐欺グループは最近、おとりのメールを大量に送ってインターネットアドレスをクリックするよう誘導し、悪性コード(マルウェア)をインストールさせる方法を用いている。

悪性コードがインストールされると個人情報が流出。その連絡先に警察や検察など捜査機関を名乗って電話を入れ、言葉巧みにだまして金銭を振り込ませるというわけだ。

警察庁関係者は「悪性コードの悪用方法はたいへん多い。知らない人から届いたメッセージに含まれるインターネットアドレスをクリックしないでほしい」と話している。

(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News