【2月3日 AFP】米軍は2日、イラクとシリアでイラン革命防衛隊(IRGC)と親イラン武装組織の拠点に空爆を開始した。先月28日にヨルダンで無人機攻撃により米兵3人が死亡したことを受けたもの。

 米中央軍(CENTCOM)によると、標的となったのはIRGCの精鋭、コッズ部隊(Quds Force)と関連民兵組織の施設など85か所以上。

 ジョー・バイデン(Joe Biden)大統領は声明で、「われわれの対応は、きょう始まった。今後もわれわれの選ぶ時間と場所で攻撃を継続する」と指摘。「米国は中東や他のいかなる地域でも紛争を望んではいないが、米国民に危害が加えられれば、対応する」と強調した。

 一方、国家安全保障会議(NSC)のジョン・カービー(John Kirby)戦略広報調整官は2日の会見で、空爆は約30分続いたと明らかにするとともに、「われわれはイランとの戦争を望んでいない」と述べた。(c)AFP/W.G. Dunlop and Aurelia End