【2月2日 東方新報】2023年から2024年における中国の観光セクターの見通しに関する報告書によると、2023年の中国家庭一人当たりの観光支出は2020年と比較して1189元(約2万4278円)増加し、着実な回復を示している。

 北京市で1月31日に発表されたこの報告書は、中国の観光消費が着実に回復していると説明している。調査対象となった中国全土の観光客のうち、2023年の中国人家族一人当たりの観光支出は4989元(約10万1870円)で、物価上昇の影響を考慮せず、2020年と比較して1189元(31.3パーセント)増加した。

 2023年以降、中国の消費支出増加に寄与した上位3項目は、宿泊費(77.8パーセント)、飲食費(71.9パーセント)、買い物費(45パーセント)である。交通費(35.2パーセント)と入場券(27.1パーセント)の割合は比較的低い。中国の消費者は国内の文化観光を積極的に受け入れており、2023年の文化創造商品への平均支出額は640元(約1万3068円)に達する。

 一人当たりに換算すると、2024年の観光支出の予想成長指数は106.8である。報告書によると、中国の95年以降の世代が旅行産業の原動力として浮上した。(c)東方新報/AFPBB News