【2月1日 Xinhua News】中国広東省深圳市統計局は1月30日、2023年の同市の経済統計を発表し、市の経済は回復を続け、成長に転じて上向き、質と経済効率性が一段と向上したと指摘した。域内総生産(GDP)は前年比6・0%増の3兆4606億4千万元(1元=約20円)。産業3部門別の増加値(付加価値額)は1次産業が2・6%増の24億7100万元、2次産業が6・5%増の1兆3015億3200万元、3次産業が5・6%増の2兆1566億3800万元だった。

 一定規模(主要業務の年間売上高2千万元)以上の工業企業の増加値は6・2%増え、伸び率は1~11月から0・7ポイント拡大した。主要業界では採鉱業が4・4%、製造業が5・6%、電力・熱・ガス・水の生産・供給業が19・2%それぞれ増加した。

 固定資産投資は11・0%増え、2次産業は43・1%増、3次産業は3・7%増となった。投資分野別に見ると、製造業が53・8%増とけん引役として大きな役割を果たしたほか、不動産開発投資は10・6%増加した。ハイテク産業でも投資が活発に行われ、ハイテク製造業では64・0%増加した。

 社会消費財小売総額は7・8%増の1兆486億1900万元となり、初めて1兆元を突破した。消費パターン別では商品の小売売上高が7・0%、飲食収入が15・2%それぞれ増加した。

 貿易額は5・9%増の3兆8710億7千万元、うち輸出が12・5%増の2兆4552億800万元、輸入が4・0%減の1兆4158億6200万元。主要貿易方式のうち、一般貿易額は14・4%増え、貿易総額に占める割合は4・0ポイント上昇の53・6%となった。

 (c)Xinhua News/AFPBB News