【2月1日 AFP】世界一周飛行中の1937年に太平洋上で消息を絶った米国の女性飛行士、アメリア・イアハート(Amelia Earhart)の搭乗機の残骸とみられるものが見つかった。深海探査を専門とする企業が、ソナー映像を公開した。

 イアハート機の可能性があるものを発見したのはサウスカロライナ州を本拠とするディープ・シー・ビジョン(DSV)。イアハートが目指していた太平洋の孤島ハウランド(Howland)島西方の水深約5000メートルの地点で、無人潜水艇にえい航された、海底面を画像化する「サイドスキャンソナー」が捉えたとしている。

 イアハートはナビゲーターのフレッド・ヌーナン(Fred Noonan)と共に双発機「ロッキード・エレクトラ(Lockheed Electra)」に乗っていた。同社によると、画像には同機の特徴的な「双垂直尾翼」の輪郭が映っている。

 同社は発見場所の詳細については当面、公表せず、引き続き調査を行うとしている。

 イアハート機は1937年7月2日、パプアニューギニアのラエ(Lae)を飛び立ったのを最後に消息不明となった。燃料切れのためハウランド島近くに墜落したとの見方が有力となっている。(c)AFP