【1月31日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)政権に批判的な元下院議員ボリス・ナジェージュジン(Boris Nadezhdin)氏(60)が31日、3月の大統領選への立候補に必要とされる支持者の署名を中央選管に提出した。AFP記者が確認した。

 ナジェージュジン氏はウクライナ侵攻の終結を公約に掲げ、一躍脚光を浴びている。

 ロシアの選挙法により、同氏が立候補するためには1月末までに10万人分の署名を集める必要があったが20日以降、署名が急増。先週の時点で申請に必要な署名10万筆が集まったと発表した。
 
 ナジェージュジン氏は下院議員になる前にはモスクワ郊外の自治体議員を長年務めるなど、政治家として約30年のキャリアを持つ。

 だが、モスクワ郊外の自宅アパートでAFPの取材を受けた同氏は、出馬が認められるどころか、国営テレビに映ることさえ可能性は低いだろうと語った。

 中央選管は署名の提出があった日から10日以内に、署名の「信頼性」を検証し、立候補の可否を決定しなければならない。(c)AFP