「韓国人のように遊ぶ方法」を1カ所に…外国人20~30代が訪れる流行の旅行アプリ
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【01月31日 KOREA WAVE】韓国で最近、MZ世代(1980年代~2000年代初旬の生まれ)の外国人の韓国旅行コースを見ると、不思議に思うかもしれない。学生街の美容室で髪を整え、フォトスタジオで「人生ショット」を撮り、デザートにカフェに行って「証拠写真」を残す。すべての日程が終わった後は、ホテルの部屋で夜食としてハンバーガーをデリバリーして食べる。
各種メディアで芸能人や有名人を通して見た韓国人の日常が、彼ら彼女らにとっての旅行なのだ。新型コロナウイルス感染のパンデミックの間、日本の若い女性たちの間で、家で韓国式の韓国旅行を体験する「トハンノリ」(渡韓遊び)が流行したのも同じ脈絡だ。
このようなMZ世代の外国人観光客の好みを狙った国内旅行プラットフォームが彗星のごとく登場した。それは「クリエイトリップ」だ。このプラットフォームに登場する商品に目を通すと、「有名美容室本店」「学生街証明写真館」「ソウルファインダイニングレストラン」など、これまで私たちが知っていた旅行商品との違いに戸惑うほどだ。
外国人の友人から何度も受けた「韓国旅行をどうすればいいか」という質問をきっかけに、いつの間にかこの事業を始めることになった。昨年は取引額が前年比10倍も成長した。
クリエイトリップのイム・ヘミン代表は23日、news1とのインタビューで、創業の意図について「職場を辞めて創業しようとしていたころ、韓国ドラマにはまった外国の友人が、旅行先をめぐって悩んでいた。その時、韓国旅行の『情報ギャップ』を埋めてあげたいと思った」という。
クリエイトリップは外国人の好みに合わせたトレンド商品で、新型コロナウイルス感染のエンデミック以後、好調だ。
昨年10月末のアクティブユーザー数は150万人を突破し、取引総額は約145億ウォンで前年比813%も成長した。
利用者は75カ国・地域で、取引額のうち外国人の割合が100%だ。台湾(32%)▽日本(20%)▽欧州とシンガポール(14%)▽香港(8%)――など。特に日本は、前年比利用者数68%、取引額859%の成長を見せた。
事業の成長可能性を掲げてシリーズB投資を誘致し、累積投資額は151億ウォンを記録した。
こうした成長の背後に、イム・ヘミン代表の積極的な「情報ギャップを埋める」戦略がある。
「韓国人に人気のないところは外国人にも人気がなく、韓国人が好まないブランドは外国人にもアピールしにくい。このような現象は外国人の訪韓理由が『K-トレンド』に広がり、深化している」
「韓国人と外国人のトレンド認識のギャップを最大限縮め、『今の韓国』の姿をプラットフォームの中で100%以上楽しめるようにしている。提携先を速かに増やし、ソウルを含む新しい観光スポットをいち早く紹介している」
市場の拡大可能性は少ない。ただ、韓国好きを集めれば3億人程度になる。「この人たちのお気に入りのショップをいち早く確保し、良い提携先を独占すれば、将来の顧客にすることができる」。イム・ヘミン代表はこう自信を示した。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News