氷雪と芸術が生む新たなトレンド 中国黒竜江省ハルビン市
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【1月31日 Xinhua News】中国黒竜江省ハルビン市でこのほど2024第10回ハルビン国際ファッションウイークが開催され、フランスやロシア、スイス、シンガポールなど20カ国以上の著名デザイナーが連日、ブランドの魅力を世界に発信した。
中国国際貿易促進委員会ハルビン市委員会の姜暁寧(きょう・ぎょうねい)会長は「今回のファッションウイークは氷雪とファッションの二大要素が融合されている」と紹介。一連の体験型イベントを通じて、同市の魅力を浮き彫りにしたと述べた。
「映えスポット」として人気を集める中央大街では、華やかな民俗ショーや地方色豊かなイベントが行われ、通りは少数民族が自分たちの文化の魅力を披露する「ランウエー」となった。
中華バロック歴史文化街区では、伝統的な民間芸術風の屋台でさまざまなロシアパンが売られている。西洋のバロック様式と中国の伝統文化の要素が融合したレトロ建築は白い雪で一層趣が加わる。
同市文化産業協会副会長で、ハルビン氷城国際展覧の劉有昌(りゅう・ゆうしょう)董事長は「ハルビン市の氷雪観光が爆発的に人気となったのは、恵まれた氷雪資源だけでなく、深く根付いた氷雪文化と、継承、発展してきた氷雪美学にある」と指摘。観光客はどの氷雪観光スポットに行っても、同市の独特な文化の息吹と芸術の品格を感じることができると述べた。(c)Xinhua News/AFPBB News