【1月30日 Xinhua News】中国の謝鋒(しゃ・ほう)駐米大使は28日、在米中国大使館が開いた中米留学45周年記念および2024年中米青年新春祝賀会であいさつし、中国人留学生に対する理不尽な尋問、嫌がらせ、強制送還などを直ちに停止するよう米国に要求した。

 謝氏は次のように述べた。米国による「中国イニシアチブ」の萎縮効果はまだ消えていない。フロリダ州は最近、公立大学の研究室から中国人学生を締め出す新法を施行した。毎月、学生を含む数十人の中国人が米国入国を拒否されている。有効なビザを保持し、犯罪歴のない人が他国への渡航や中国での親族訪問の後、米国へ再入国する際に暗い小部屋に入れられ、8時間もの尋問を受けた。両親への連絡も禁じられ、確実な根拠もないまま強制送還や入国禁止となっており、絶対に容認できない。中国は直ちに米国に対し、強く反対する厳正な立場を表明した。中国公民の正当で合法な権利と利益を引き続き断固として守っていく。

 謝氏は次のように強調した。思想の活力は相互学習から生まれる。科学の発展は交流と切り離せない。留学は人生の重要な選択で、非常に多くの精力と資力を要する。教育交流・協力を政治化し操作することは学生の道を閉ざし、人生設計の変更を強いるだけでなく、米国から先端人材を流出させ、科学研究の環境とイノベーションの活力を損なうことになる。正常な人的往来が断たれれば、両大国の関係をどのように維持し、発展させるのか。(c)Xinhua News/AFPBB News