【1月30日 Xinhua News】中国西蔵自治区農業農村庁はこのほど、2023年の同自治区農村部住民の1人当たり可処分所得が前年比9・4%増の1万9924元(1元=約21円)、伸び率が全国平均を1・7ポイント上回ったと明らかにした。

 同自治区は貧困を脱却した人々が貧困に逆戻りしないよう、動的なモニタリング支援体制を厳格に機能させ、「一戸一策(世帯ごとの政策)」支援を行った。23年は貧困を脱却した人々のうち27万人が就業し、1人当たりの純収入は17・9%増の1万6286元だった。

 同庁の張海波(ちょう・かいは)庁長によると、自治区は23年、給与所得や事業所得、財産所得、移転所得の「四つの収入」に対し、各種資金69億4千万元を充て、家畜の出荷補助金政策を調整、改善したほか、都市部・農村部住民の増収に向けた若干の措置を打ち出した。農村部住民の1人当たり可処分所得の四半期ごとの伸び率はいずれも全国上位だった。(c)Xinhua News/AFPBB News