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【01月30日 KOREA WAVE】男性は人間関係が幅広いほど、女性は人間関係が深いほど心的外傷後ストレス障害(PTSD)を経験する確率が減るという研究結果が出た。

韓国・延世(ヨンセ)大学保健大学院のヤン・ジス教授の研究チームは2020年3月から2021年12月まで2652人(男性951人、女性1701人)にアンケートを実施。重要な問題を議論できる「社会的ネットワークの大きさ」▽社会的ネットワーク内の「親密度」▽他人との情緒的親密感▽他人との接触回数――などを測定した。

また、20の質問でPTSDの程度を測定したところ▽年齢が幼いほど▽教育水準が高いほど▽配偶者なしで一人で居住(未婚・離婚・別居)するほど――PTSD発症との関連の度合いが高いことがわかった。

これらを総合分析した結果、男女とも社会的なネットワークの親密度が高いほどPTSDの危険性が低いことがわかり、この傾向は女性によりはっきり現れた。研究陣は「女性の場合、自分の本音を深く打ち明けられる少数の相手を通じて所属感と自尊感を得ている」としている。

一方、男性はネットワークが大きいほどPTSDを経験する確率が低かった。研究陣は「男性は問題を軽く議論できる友人を通じて社会・感情的支援を受ける傾向が明確で、これがストレスを小さくしている」と分析した。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News