【1月30日 AFP】29日に行われたサッカーアジアカップ(2023 AFC Asian Cup)決勝トーナメント1回戦でイラクが敗れた試合後の会見で、同国のヘスス・カサス(Jesus Casas)監督(50)が記者から詰め寄られる出来事があった。これを受け、イラクサッカー協会(IFA)は「忌まわしい行為」だと非難するコメントを出した。

 2007年大会王者のイラクは、この日カタール・ドーハで行われた決勝トーナメント1回戦で、格下のヨルダンを相手に後半アディショナルタイムに2発を許し、2-3でまさかの敗戦を喫した。

 その試合後の会見では、ヒートアップしたイラクの一部記者がスペイン人のカサス監督を指さしたり怒鳴ったりし、目の前まで近づいて警備員に追い出される一幕もあった。

 2022年11月からイラクを率いているカサス監督は、この騒動について「心を痛めている」とコメント。IFAは「監督に対する露骨で忌まわしい行為を糾弾する」とし、「混乱を引き起こそうとするこうしたメディアの人間は相手にしない」と述べた。

 イラクの一部記者は、大会期間中にカサス監督がスペインメディアとのインタビューを行ったことが、仕事の邪魔をして敗因の一つになったと考えている。スペインメディアとのインタビューについては、ヨルダン戦の前日会見でも記者から質問が上がり、カサス監督が怒りをあらわにする場面があった。

 しかし、カサス監督はヨルダン戦後の会見でそうした見方を否定し、グループステージでは優勝候補の日本に2-1で勝利するなど3戦全勝だったと指摘。「自分たちの目標は2026年W杯(World Cup)の出場権獲得だ」と述べ、「何が起こってもおかしくないし、私は非常に落ち着いている」と強調した。(c)AFP