動画:ネパール、中国経由で貨物を初輸出
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【1月31日 Xinhua News】ネパールは25日、中国・ネパール間トランジット輸送に関する協定に基づき、初めて中国を経由する輸出貨物を出荷した。2023年9月、初めて中国を経由して貨物を輸入したのに続いた。
ネパールから日本に出荷されたのは主に即席めんで、中国の天津港を経由する。同国産業・商業・供給省のナラヤン・プラサド・シャルマ・ドゥワディ次官補は同日の出荷式で、中国を経由した第3国への輸出は、両国の連携に新しい余地を広げ、経済の強靭(きょうじん)さとイノベーションの活力を高めるものであり、両国の経済協力の新たな一章を開いたと語った。
中国の陳松(ちん・しょう)駐ネパール大使もあいさつし、中国はネパールとの2国間貿易の拡大に取り組んでおり、多くの陸上口岸(通関地)の開放と道路などのインフラの整備につれ、ネパールが中国を経由する貨物貿易の所要時間とコストはさらに削減されるに違いないと述べた。
両国は16年と19年にそれぞれ、越境運輸協議、輸送議定書に調印し、中国はネパールに対し、国内の港湾4カ所とドライポート3カ所を経由する越境輸送を許可している。ネパールは23年9月初め、べトナムのターメリックパウダー15トンを天津港と樟木(ダム、西蔵自治区)・タトパニ口岸を経由して、首都カトマンズに輸入した。(c)Xinhua News/AFPBB News