【1月30日 Xinhua News】中国国家能源(エネルギー)局国際協力司の潘慧敏(はん・けいびん)副司長は25日の記者会見で、中国は世界のクリーンエネルギー発展において重要な役割を発揮していると説明した。最新データによると、世界で2023年に新たに増加した再生可能エネルギー発電設備容量は5億1千万キロワット、うち中国の寄与率は50%を超えたとした。

 潘氏によると、中国は世界のクリーンエネルギー発展に欠かせない力となっている。投資の面では、中国企業による海外でのクリーンエネルギー投資は主要国・地域に行き渡り、風力発電や太陽光発電、水力発電など主要分野を網羅し、互恵・ウィンウィンを前提とした上で、関係国のエネルギーのグリーン(環境配慮)化、低炭素化を力強く支援している。産業面を見ると、中国は技術・製品のイノベーションを推し進め、クリーンエネルギーのグローバル産業チェーンに積極的に溶け込み、質の高いクリーンエネルギー関連製品を絶えず世界と共有している。

 中国の風力発電、太陽光発電関連製品は200以上の国・地域へ輸出され、累計輸出額はそれぞれ334億ドル(1ドル=約148円)、2453億ドルを超えた。国際再生可能エネルギー機関(IRENA)はリポートで、この10年間で世界の1キロワット時当たりの発電コストが風力発電で累計60%以上、太陽光発電で80%以上それぞれ低下したのは、中国のイノベーションや中国製造、中国プロジェクトによるところが大きいと指摘している。中国は世界のクリーンエネルギー開発を支援すると同時に、世界各国の企業が中国で投資を行い、事業を興すことを歓迎し、市場化、法治化、国際化された一流のビジネス環境を整備している。

 潘氏は今後について、国内のクリーンエネルギーの発展促進に力を入れるとともに、より多くの技術、製品、ソリューションで世界に貢献し、世界のクリーンエネルギーの発展とエネルギー転換を推進していくと述べた。(c)Xinhua News/AFPBB News