【1月29日 AFP】23-24イタリア・セリエAは28日、第22節の試合が行われ、インテル(Inter Milan)は1-0でフィオレンティーナ(Fiorentina)を下して首位に返り咲いた。主力を欠くナポリ(SSC Napoli)はラツィオ(SS Lazio)と見どころの少ない0-0のスコアレスドローに終わった。

 インテルは14分にラウタロ・マルティネス(Lautaro Martinez)がこの試合唯一のゴールを挙げると、試合の大半を通じて相手に押し込まれる中で、終盤にはフィオレンティーナのニコラス・ゴンサレス(Nicolas Gonzalez)のPKを止めて逃げ切った。

 この結果、インテルは前日エンポリ(Empoli)と引き分けたユベントス(Juventus)と勝ち点1差の首位に再浮上した。インテルは次週、消化が1試合少ない状態でユベントスとのホームでの首位攻防戦に臨む。

 シモーネ・インザーギ(Simone Inzaghi)監督はライブストリーミングサービス「DAZN(ダゾーン)」に対して「選手にこれ以上は求められない。21試合で17勝して、50ゴールを挙げて失点はわずかに10だ。拍手をすることしかできない」とチームをたたえ、「次週は非常にクオリティーの高いプレーをしている2チームの対戦になる。ユベントスはベストの状態で対戦しないといけないチームだ」と話した。

 主将のマルティネスはこれで公式戦22ゴールを挙げ、リーグでは21戦19ゴールで得点王争いを独走している。

 ナポリはヴィクター・オシムヘン(Victor Osimhen)がアフリカネーションズカップ(Africa Cup of Nations 2023)で不在、ジョバンニ・シメオネ(Giovanni Simeone)とクヴィチャ・クワラツヘリア(Khvicha Kvaratskhelia)が出場停止の中で攻撃力を欠き、枠内シュートを1本も打てずに引き分けに終わった。順位は9位のままだが、インテルとの勝ち点差は22に開いている。(c)AFP