昨年8月の空襲に備えた民間防衛訓練(c)news1
昨年8月の空襲に備えた民間防衛訓練(c)news1

【01月28日 KOREA WAVE】韓国で6年間も全面中止となっていた民間防衛訓練が再開される、政府の災難安全主務機関は、公務員はもちろん民間人も対象にした災難に対する「実戦訓練」を強調した。

行政安全省によると、政府は長期間中断していた民間防衛訓練を今年4回実施することにした。

民防衛訓練には空襲対策・災害対策の2種類がある。空襲対策訓練は昨年8月に中断して以来6年ぶりの施行だ。災害対策訓練は2019年10月が最後だった。今年は空襲に備えた訓練2回、災害に備えた訓練を2回実施する。

災害が多角化しているため、実戦中心の訓練が必要だという点で意見が集約された。

ユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領は昨年5月、民防衛訓練再開計画を明らかにし「国民自らを守る民防衛訓練を適切にする・しないの差は(実際に非常事態が場面では場面では)大きい」と強調している。

同省は15日、今年の国民安全体験館に昨年より6万人増えた70万人の国民を参加させるという計画も伝えている。国民安全体験館は実際の災害を間接的に経験できるように体験プログラム中心に運営される施設だ。

同省は2016年から全国の市・道に安全体験館を建設中であり、現在蔚山(ウルサン)、慶南(キョンナム)、仁川(インチョン)、光州(クァンジュ)など7カ所で運営中だ。ソウルなど7地域は2028年までに順次建設される。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News