【1月28日 AFP】国連が定める「ホロコースト犠牲者を想起する国際デー」の27日、ドイツ各地で数万人がデモに参加した。

　ポーランドのアウシュビッツ・ビルケナウ（Auschwitz-Birkenau）強制収容所は1945年1月27日、旧ソ連軍により解放された。

　デュッセルドルフ（Duesseldorf）で行われたデモに参加したオラフ・ショルツ（Olaf Scholz）首相は、多数の市民の参加を歓迎するとし、「二度と繰り返さない」と述べた。

　反極右運動「Together against the extreme right」によると、今週末、約300か所でデモが予定されている。

　この日、ポーランドの収容所跡地での記念行事には、収容経験者やその家族が参加し、犠牲者らを悼んだ。

　95歳の女性は、世界各地での反ユダヤの動きに悲しみを覚えると話し、「ロシアによるウクライナへの長きにわたる残忍な攻撃、（イスラム組織）ハマス（Hamas）による残忍なテロ行為とそれに伴うあらゆる対立」を見ると、「ホロコーストが続いているような感じがする」と述べた。(c)AFP