上海市の船舶輸出額、23年は5割近く増加
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【1月25日 Xinhua News】中国上海税関は23日、同市の2023年の船舶輸出額が前年比48・8%増の445億元(1元=約21円)と大幅に増加したと発表した。
自動車輸出の急増による需要を受け、RORO船が船舶輸出の新たな成長分野となった。中国船舶集団(CSSC)傘下の江南造船(集団)だけでも22年以降に4隻を建造し、総載貨重量は5万5千トンに上った。
RORO船のほかにも液化ガス運搬船やコンテナ船などの建造と輸出が増えた。江南造船は現在、少なくとも20隻を同時に建造中で、うち液化ガス運搬船は11隻、コンテナ船は9隻となる。同じくCSSC傘下の滬東中華造船は、1万3500トン級の重量物船2隻を含む16隻を建造中で、輸出船が大きな割合を占める。
上海税関に所属し、上海からの船舶輸出を監督、管理する崇明税関が23年に通関した新造船は前年比37%増の37隻。約10日に1隻が輸出されたことになる。(c)Xinhua News/AFPBB News