ネットフリックスドラマ「京城クリーチャー」=ソ・ギョンドク教授のインスタグラム(c)MONEYTODAY
ネットフリックスドラマ「京城クリーチャー」=ソ・ギョンドク教授のインスタグラム(c)MONEYTODAY

【01月25日 KOREA WAVE】米動画配信大手ネットフリックス(Netflix)オリジナルドラマ「京城クリーチャー」が日本で高い関心を集め、少なからぬ反響を呼んでいる。

誠信(ソンシン)女子大学のソ・ギョンドク教授はこのほど、自身のインスタグラムに「ドラマパート1が公開された以後、日本のネットフリックスでも着実に上位を維持し、日本のネットユーザーの関心が高い」と指摘する。

「京城クリーチャー」は日本による植民地時代を背景にした時代劇だ。「731部隊」をモチーフにしている。ソ・ギョンドク氏によると、日本のSNSで「731部隊を初めて知った」「731部隊を知ったきっかけ」「731部隊は本当だった」などの反応が続いた。

ソ・ギョンドク氏は「『京城クリーチャー』によって、日本の教育ではほとんど扱われなかった731部隊と生体実験などの歴史的ファクトが日本のネットユーザーにうまく伝えられた点は大きな意味がある」との見解を示す。これについて「強制徴用、日本軍『慰安婦』など日本に弾圧された朝鮮人の姿と日本に渡った人々に起きた関東大震災虐殺など歴史的事実をドラマに自然に溶け込ませたため」と説明している。

ソ・ギョンドク氏はアップルTV+ドラマ「パチンコ」も例を挙げ、「このようにグローバルOTTを通じて日本による加害の歴史が世界に正しく知られるようになったのはやはり『K-コンテンツ』の力だ。今年一年もKドラマとKムービーなど、さまざまなK-コンテンツが世界に広がり、北東アジアの歴史が世界の人々に正しく伝わることを願う」と伝えた。

「731部隊」は旧日本陸軍の部隊(正式名称・関東軍防疫給水部)で、旧満州(現・中国東北部)ハルビン郊外に本部を置き、細菌兵器の開発を進めた。捕虜を細菌に感染させ死ぬまで観察するといった人体実験を繰り返した。

(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News