【1月25日 東方新報】中国で大規模電力ユーザー向けの大容量送配電設備の運転・保守管理のための初の標準がこのほど発表された。これはユーザー側の電力管理レベルを向上させ、工業生産の安全を確保する上で重要な標準だ。

 この標準は、国家電網集団の傘下企業で山東省(Shandong)の電力供給会社「濰坊公司」が主導し、発電機やディーゼルエンジンなどを手掛ける大手メーカー「濰柴集団(WeiChai)」を含む七つの企業を組織して制定された。この標準は、35キロボルト以上の高圧送配電設備の運転とメンテナンスに関する技術規定に重点が置かれている。

 また濰坊会社はこの標準に加え、電力ユーザーが電力使用と電力保護装置における重大な危険リスクを特定することができる電力サービスの探究も行っており、電力ユーザーの安全管理のレベル向上と生産の安全確保に役立っている。(c)東方新報/AFPBB News