【2⽉2⽇ Peopleʼs Daily】中国・河北省(Hebei)保定市(Baoding)では100か所以上の交差点で信号機がスマート化され、リアルタイムで表示を最適化できるようになった。そのことで、市街地のピーク時の通行渋滞指数は4.6パーセント低下し、平均速度は11.6パーセント上昇した。そして、さまざまなタイプの「賢い車」が、各地の「賢い道」を走行する状況でスマート化の効果を引き出すには、標準化の推進が不可欠だ。

 中国ではこのほど、新産業の標準を定めて発展を促進するための「新産業標準化水先案内プロジェクト実施方案(2023-2035年)」(以下、「実施方案」と略称)が発表された。

「実施方案」では経済と社会の全局と長期発展のけん引を果たすことを念頭に、産業発展の現状と発展の潜在力が統一的に考慮された。特に重視されたのは次世代情報技術、新エネルギー、新素材、ハイエンド設備、新エネルギー自動車、グリーン・環境保護、民間航空、船舶・海洋工学設備の8分野だ。

 中国電子技術標準化研究院の楊建軍(Yang Jianjun)副院長は「中国はこのところ、標準化を産業の質の高い発展を促進するための重要な支援策としています。次世代情報技術分野の標準化作業はすでに長足の進展を遂げています」と説明した。第13次五か年計画(2016-2020年)の開始以降、中国は電子製品の安全、ネットワークの安全などをめぐって強制的な国家標準体系を確立した。集積回路、AI、ブロックチェーン、モノのインターネット(IoT)、産業インターネットなどの重点分野では国家標準と業界標準が1000項目以上制定された。中国ではまた、集積回路、産業ソフトウエアなどの標準化機構の設立が推進されてきた。さらに、国際標準200件近くの制定で重要な役割を果たすなど、国際的な標準化への参加度と貢献度を向上させ続けている。

 過去にも鉄道のレール、電源コンセント、インターネットのプロトコルなどで、標準化が実現してから爆発的な成長が実現した。新産業の繁栄と発展に標準化は極めて重要だ。

 中国における標準化が十全の状態であるわけではない。国家標準化管理委員会の関係責任者は「中国の新産業の標準化には、現状で体系の構築が十分でなく、先進性が不足し、国際化レベルが低いなどの問題が存在します」と説明した。

 このため「実施方案」は、高効率で協同する新産業標準化業務体系の完備、産業科学技術革新体系の構築の支持、新興産業標準体系の構築の推進、未来の産業標準研究の先見的配置、ハイレベルな国際標準化発展の新たな空間の開拓などの重点課題を打ち出した。

 蘇州智行衆維智能科技の安宏偉(An Hongwei)社長は「戦略的産業にとっては、標準化により開発前期の試行錯誤のためのコストが大幅に削減されるだけでなく、産業の川上・川下の協力が強化され、産業チェーンの協同が確立されます」と説明した。標準化の推進により個別企業や業界全体、ひいては経済や社会全体に、大きな恩恵がもたらされることになる。(c)Peopleʼs Daily/AFPBB News